オフィスにタイルカーペットを敷いてみようとする時、やり方や貼り方がわかっていれば自分ですることができます。
個人で経営するオフィスだと業者に頼まなくても自分でやろうという方もいるのではないでしょうか。
コスト軽減の目的もあるでしょうし、何より自分でやってみると面白そうですよね。
コンクリートを張ってある床にタイルカーペットを敷く場合、どのように貼ればいいのか、固定はどうすればいいのかわからないこともあるでしょう。
そもそもコンクリートに直接貼ってしまっていいのかという点も湿気やカビの面からも心配になりますね。
こちらではコンクリートにタイルカーペットを貼る方法をボンドの使い方と交えてお話していきます。
これを読んで愛着を持てるマイオフィスに劇的に変化させてみましょう。
オフィスのタイルカーペットの貼り方
オフィスのタイルカーペットの貼り方について説明していきます。
まず床面を掃除します。床にあるものは移動し、ごみやほこりを除きます。
コンクリートでしょうから床面にザラザラした粉上のほこりもできるだけ掃除機やぞうきんで丁寧に取り除きましょう。
開き戸がある場合には、タイルカーペットを敷くことで引っかからないかも確認しておきます。
次に部屋の中心を出していきます。
中心から部屋の端に向かって貼っていくことで、偏ることなくきれいに貼っていけます。
オフィスの部屋の縦横の長さを測り、それぞれの二等分した線を結ぶと部屋の中心が出せます。
中点から引っ張った線が基準線になりますので、マスキングテープなどで印をつけておきます。
チョークラインという道具があるとコンクリートでも線が引きやすく、簡単に線が引けます。
部屋の中心を出してオフィスを4ブロックに分かれます。
中心から基準線に沿って階段状に並べていきます。
貼り方は基本的には市松貼りがおすすめです。
目地の違いがで出にくく、タイルカーペットの基本的な貼り方です。
タイルカーペットの裏面に矢印が書かれているので方向に合わせて貼っていきます。
仮置きして配置をイメージできるようにすると仕上がりの目安になりますね。
タイルカーペットの貼り方 コンクリートにボンドで貼る
タイルカーペット用のボンドを使って貼っていきます。
ボンド自体の説明は最後の項でします。
オフィス全面を一度の塗ってしまうと逃げ場がなくなってしまうので4ブロックごとに分けて塗りましょう。
コンクリートの床面では写真のような櫛状のヘラで塗ります。
程よく凹凸ができるので前面にべったりくっつくより、ちょうどいい固定になりはがしやすくもなります。
適量を直接コンクリートに垂らして、ヘラで伸ばしていきます。
なるべく薄くのばしていくようにしましょう。あまり多いと乾くまでに時間がかかります。
壁際の端の部分は全部塗らずに2,3㎝ほど残しておきます。
ボンドは塗った直後は白いままですが、オープンタイムをとって半透明になるまで待ちます。
指にゴム状の弾力を感じるのが目安です。
半透明になってからはそれ以上乾くということはないので、急がずに貼り終えなくても結構です。
落ち着いて丁寧に作業を進めましょう。
最初の一枚を基準線からはみ出ないように貼っていきます。
少ししならせて、角を合わせてから少しずつ下しておくといいでしょう。
その後は市松貼りの順番に階段状に貼っていきます。
ポイントは角がずれないように合わせてから、一辺をさっき貼ったタイルに隙間があかないようぴったりと突き合わせながら貼っていくことです。
失敗しても張り直しは可能です。何度も貼ったりはがしたりできるのがこのボンドの特徴です。
端の部分を残して1枚で収まる部分は順に貼っていきます。
端や角の部分は以下の画像を参考に切り出します。
切ったタイルカーペットをそれぞれの隙間に敷き詰めて作業完成です。
詳しくはこちらに記載しています。
タイルカーペットの貼り方 コンクリートに貼るボンドとは
先ほどのタイルカーペットの貼り方の項でボンドを使用しましたが、改めてコンクリートに貼るボンドの説明をします。
ピールアップボンドとは
タイルカーペットに使用するボンドはピールアップボンドといって、はがせるボンドという意味です。
タイルカーペットは裏面が塩ビになっているので固定をしなければなりませんが、ピールアップボンドを使うことで一枚だけとか部分的な貼り換えを可能にしてくれます。
部分的に汚れた時や交換したい時にはがせるのは非常に便利です。
一度塗ってしまえば、何回でも貼ったりはがしたりできます。
粘着力も継続して、2回目の貼り換え以降も充分効果を発揮してくれます。
業者がやるような大きい部屋でもこのタイルカーペット用のピールアップボンドを使っていますし、直接コンクリートに塗っています。
オフィスのコンクリート自体に問題がなければ(ヒビや凹凸がひどかったり、湿気や濡れた感じがある)直接塗ってカビが生えることはありません。
ボンドの使い方
ここでの写真ではフローリングに貼った写真ですが、コンクリートの床でも同様に塗ることができます。
ボンドは白色ですが、塗ってから早くて10分ほどで半透明になるまでのオープンタイムが必要です。
ポイントはできるだけヘラを寝かせて薄く塗ることです。
多めに塗ってしまうと乾くまでに1時間近く時間がかかってしまいます。
ちなみに私が塗ったのは冬で半透明になるまでに時間がかかったので、扇風機を当てて乾かしています。
コンクリートでもフローリングでもこのボンドは有効ですので、しっかりずれないように塗るにはこのボンドが必須です。
1kgあたりヘラ塗りで10㎡塗ることができます。
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まとめ
オフィスのタイルカーペットの貼り方についてお話してきました。
コンクリートに貼るボンドについても理解を深めることはできたでしょうか。
ボンドの使い方のポイントはできるだけ薄く塗ることです。
そしてタイルカーペットは基準線からずれないようにぴったり隙間なく貼ること。
こちらに気を付ければきれいに貼っていけます。
タイルカーペットは床面のデザインを大きく変えるものです。
自分で開業するオフィスの準備は喜び期待もあって準備にも力が入りますね。
楽しく施工し、きれいに整備・開店できることを願っております。
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