タイルカーペットは防汚や防音など様々な機能がありますが、インテリアとしても大きく印象が変わってきます。
どうせならおしゃれな貼り方をしたいという方もいらっしゃるでしょう。
タイルの並べ方の種類から柄や模様もさまざまあります。
どのようなデザインで貼ろうか悩んでしまいますね。
リビングや自分のお部屋などをタイルカーペットを使ってどんなふうにおしゃれにレイアウトできるかあれこれ悩む時間も楽しいひとときです。
こちらではタイルカーペットのおしゃれな貼り方に焦点を当てて、並べ方の種類やデザインの例を解説していきます。
あなたのお好みに合ったタイルカーペットのレイアウトが見つかるといいですね。
タイルカーペットのおしゃれな貼り方
タイルカーペットの貼り方の基本は市松貼りと流し貼りです。
基本とはいってもこの2つで充分なほどの広がりのあるおしゃれな貼り方ができます。
市松貼り
市松貼りはタイルカーペットの方向を交互に敷く貼り方です。
カーペットの目地が目立たなくなる敷き方なので、初めての方にも扱いやすいポピュラーな貼り方です。
市松貼りはタイルの柄やパイルの方向が縦横交互に並べられます。
この並びの違いによってさまざまな模様を作り出せるので、おしゃれにデザインすることができます。
流し貼り
タイルカーペットを同じ方向に貼る並べ方が流し貼りです。
流し貼りはタイルカーペットの柄やパイルの向きが同じ方向に向くので、すっきりとした見た目になります。
注意点としては、流し貼りは柄によって適してない物もあるので、商品のカタログで推奨される貼り方を確認しましょう。
一色のタイルだけ用いた市松貼りでもパイルの向きが違うことで別の様相を出せますし、
色で変化を出すとさまざまな組み合わせのデザインで楽しむことができます。
この画像だと市松貼りと流し貼りの違いが分かりやすいですね。
ライン調の柄だと市松貼りではシックな雰囲気の柄ながら変化を持たすことができます。
流し貼りだと洗練されたシャープなイメージがあります。
貼り方は部屋の中心を出して、中心から基準線からずれないようにして貼っていきます。
タイルカーペットの裏にタイルカーペットの向きを示す矢印が書かれているので矢印をみながら貼っていきます。
基本的な貼り方はこちらを参考に貼っていけます
シンプルな柄での市松貼りは安定のデザインで飽きのない生活を送ることができます。
もう少し凝ったものがいいという方はさらにタイルカーペットのデザインの幅を広げて以下のものもご紹介します。
全面に貼る場合、こちらのように生活スペースと通路部分とで分ける使い方もできます。
視覚的にここはくつろぎスペースだという意識になります。
色のアクセントをつけるとタイルが強調され、目を引きます。
タイルの組み合わせをシミュレーションしていくと、おしゃれに仕上げることができます。
こちらはオフィスの写真ですが、生活スタイルや居住空間が習慣的に決まっている場合、色分けすることでも可能です。
ここは勉強机や書斎、あっちは生活スペースと区切る使い方ができます。
タイルカーペットの貼り方 並べ方の種類
タイルカーペットの貼り方には市松貼り・流し貼りの他に並べ方の種類があります。どのようなものか見ていきましょう。
ランダム貼り
ランダム貼りは矢印の方向を気にせず、無作為に貼っていく貼り方です。
部分貼りのような少数の枚数より部屋全体の広い面積を貼っていくときの方がこのランダム貼りは映えるでしょう。
ストライプやライン調の柄でランダム貼りをするとおしゃれなレイアウトに見えます。
貼り方は市松貼りや流し貼りの時と同じです。
部屋の中心から基準線からずれないようにランダムに並べていきます。
斜め貼り
部屋の貼りたいスペースに対して斜めに貼っていきます。
写真ではランダム貼りをしているように見えますが、何らか意識して模様を作っています。
部屋の中心からさらに基準線より45°ずらしてそこを基準線にしていきます。
レンガ貼り(ブロック貼り)
レンガ貼り(ブロック貼り)はタイルカーペットをレンガ状に並べていく貼り方です。
タイルカーペットは正方形のものがスタンダードですが、縦長横長のものもあり、長いものだとこの方法で貼られることが多いです。
タイルカーペットをずらしながらレンガ状に貼ることで一味違ったイメージになります。
きっちり同じ幅でずらすにはタイルの二等分の印とつけながらひと手間かかります。
少々難易度は上がりますが、興味のある方はチャレンジしてみてはどうでしょう
アシュラー貼り
レンガ貼りは横にずらす貼り方ですが、縦方向にずらす貼り方をアシュラー貼りといいます。
この貼り方はタイルカーペットのつなぎ目をわかりにくくできる貼り方です。
レンガ貼りもそうですが、端の部分の処理が一定した幅にならないので、最初に仮置きして端が極端に短くならないようにレイアウトのイメージをしておきましょう。
タイルカーペットの貼り方 おしゃれなデザイン例
上記のようにタイルカーペットには並べ方6種類や色の組み合わせ無限大と、様々な工夫でおしゃれなデザインになります。
こちらにタイルカーペットのおしゃれなデザインの例を挙げましたので参考してみてください。
周辺のタイルカーペットを半分(三角)に切って組み合わせています。
より動きのあるポップな感じのレイアウトですね。
大きさを分けて切り貼りできるのもタイルカーペットの幅が広がります。
こちらは一見市松模様をしていますが、ライン調の柄を流し貼りし、デザインを市松風にしています。
落ち着いたモノトーンでとてもすっきりしていてかっこいいですね。
こちらは全く違う配色をちりばめたランダム貼りです。
ストライプ模様の縦横、さらにランダムのレイアウトがおもしろいデザインです。
斜め貼りを全面にあしらったデザインです。
同じ色を隣に合わせることで長方形のデザインも取り入れ、ヘリンボーンのようにもみえます。
タイル自体が六角形のカットをしています。
いろいろな色をちりばめるだけで楽しい空間を演出することができます。
タイルの模様にグラデーションを取り入れているデザインです。
数種類用意することで並べ方の幅が一気に広がります。
同調の単色とストライプを取り入れたタイルカーペットです。
組み合わせ次第でいろいろなレイアウトのデザインが楽しめます。
季節によって模様替えのように張り直しも楽しめますね。
高級タイルカーペットのジャンルではタイルの柄がつながり、一枚物のじゅうたんのように敷けるものもあります。
写真のようにテスクチャ風なものから花柄やどこかの博物館敷いていそうな柄もあります。
まとめ
タイルカーペットのおしゃれな貼り方についてお伝えしてきました。
タイルカーペットには基本的な市松貼りと流し貼りがありますが、この他にも
・ランダム貼り
・斜め貼り
・レンガ貼り(ブロック貼り)
・アシュラー貼り があります。
6種類の並べ方に加えて、柄のデザインが多種多様ありますので、様々な工夫を凝らすことができます。
あなたのお好みのイメージはあったでしょうか。
掲載されている写真をもとに、自分なりにアレンジしてみるのもいいですね。
タイルカーペットで楽しめる空間づくりができることを願っております。
▼基本の貼り方はこちら▼
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