賃貸住宅ではねじや釘で壁に穴を開けてはいけないといわれています。時計を壁掛けするにも制限があると思うと不便ですよね。賃貸といっても毛べかけ時計は使いたいし、自由にインテリアを配置したいものです。
こちらでは時計の壁掛けで使うフックを壁に穴を開けないで取り付ける方法をご紹介します。
時計だけでなくついでに服やカバンなどいろんな物を掛けたり、使い方次第では棚を作ることもできるので、ぜひ知っておいてほしいワザです。
時計の壁掛けフックを壁に穴を開けないで取り付ける方法
※出典:楽天市場イージャパン
壁に穴を開けずに時計を掛けれる方法、それはディアウォールで支柱を作ることです!
これはディアウォールというDIYツールで、床から天井までの木材を突っ張り棒のようにして柱を作ることができます。床側と天井側の2つのパーツに分かれており、天井側にはバネが仕込まれています。ここにSPF材といわれる木材を差し込み、柱のように立てることができます。
説明書では天井までの高さから45㎜引いた長さが推奨されていますが、実際は
天井高-40㎜ のほうがしっかりと立てられます。
例えば天井高が2,440㎜なら-40㎜で2,400㎜。つまり2m40㎝の長さのSPF材を用意すればいい、ということです。
SPF材は代表的な大きさは2×4(ツーバイフォー、と読みます)、1×4(ワンバイフォー)という規格があり、どちらともその規格に応じたディアウォール2×4用・1×4用があります。
2×4の断面(厚さx幅)は 38×89mm、1×4は19×89mmと1×4のほうが薄いのですが、時計を掛ける程度でしたらどちらを使用してもOKです。2×4の方は厚さもあり、棚などの支柱としてよく用いられます。
どんな長さのSPF材を買えばいいかですが、長さの規格は
6フィート(1,820㎜)
8フィート(2,440㎜)
12フィート(3,650㎜)
があります。これをカットしていくことになります
ホームセンターでご希望の長さにカットできる無料サービスもありますから、のこぎりを持ってなくでも大丈夫です。
まずは、正確に床から天応までの高さは測っておきましょう。
天井高も測り方・ディアウォールの使い方の詳細はこちらを参考にしてください。
ディアウォールの使い方 耐荷重や天井の強度、取り付けの注意点
ディアウォール設置時の天井高の測り方 曲げを正確に測るには?
アイデア次第で時計掛け以外の使い方もできる
ディアウォールを使った柱にフックやネジ・釘で時計をかけていけばいいわけですが、普通壁掛けの時計なら高いところに設置しますよね。
下の部分は有効にフックを取り付けて服やカバン掛けに使うこともできますし、コルクボードやカレンダーを掛けたりすることもできます。
柱を2本立ててしまえば天井まで使える収納棚を作ることもできます。アイデア次第で使い方の幅がぐっと広がりますので、壁を傷つけないでおく悩みからどんなものを作ろうという悩みになってしまいますね。
私はディアウォールを使ってコルクボードの棚を作りました。リンク先には先ほどの天井高の測り方の他に天井の強度や棚板はどのようなものを使えばいいかなど記載していますので、気になる方は参考にしてください。
ディアウォールでパーテーション風のコルクボード棚を作ってみた
他にも「ディアウォール」で検索すればいろんな方の作品例が見れますので、DIYに興味があれば見てみるとおもしろいですよ。
とにかく時計だけ壁掛けしたいという方はこんなものが
既存の環境で時計を掛けるのであれば、本棚にフックを使ってかけたり、どこかに引っかけて使っていることかと思います。
壁というより柱がおすすめなのですが、両面テープでフックを貼るという選択肢はどうでしょう。両面テープは「はがしたときにのり跡がつかない」とウリにしているものがあります。時計などそこそこ重さがあるものでは紙タイプの両面テープよりクッションタイプのより強力なものがいいでしょう。
このようなものでフックがついているものがあります。はがすときに引っぱりながらはがしていきます。のり材がびょーんと伸びながら剥がれていきますので、ベタベタしたのり跡が残りません。
また、壁に付けたいのであれば、幅広のマスキングテープをできるだけ壁に押さえながら貼って、その上から先ほどのはがせる両面テープのフックを取り付けます。
凹凸のある壁でも多少は両面テープが効きやすくなり、マスキングテープですので壁にものり跡がつきません。
ただ壁とマスキングテープ、マスキングテープと両面テープ(フック)を介しますので、不安要素がないわけでもありません。
壁面を自由に使えるぶん、はがれ落ちるかもしれないというデメリットがあります。
さらに、ピンの傷跡が見えにくいフックというものがあります。壁の素材となっている石膏ボードに直接細身のピンを刺す方式です。ネジや釘はもちろん画鋲に比べてピンの針部分が細くなっているので、フックに取り付けられた針跡が見えにくいと謳っている商品です。
しかし、ピン跡がゼロではないため、個人の目立たないかどうかは解釈によると思います。
まとめ
壁に穴を開けないで時計のフックを取り付ける方法についてお話してきました。
・ディアウォールを使って支柱に取り付ける
・ディアウォールを活用して棚も付ける
・両面テープのフックを使用する
・目立たないピンタイプのフックを使う
上記のような方法で壁面に時計を取り付けることができます。賃貸のアパートやマンションでもこのような方法を使えば自分の空間にお気に入りの時計を設置することができますね。
私は学生時代に賃貸住宅に住んでいましたが、S字フックに針金の輪っかを付けて本棚かラックに引っかけて、なんとか使っていました。
今は見た目スマートに求められる時代です。そもそも使えればいいよ、って方はこのページ読んでないでしょうから。
みなさんの悩みのヒントや手助けになれたら幸いです。
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