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ディアウォールを使ったコルクボード棚の作成 工夫や失敗も

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コルクボード棚、引き戸デッドスペースに設置 ディアウォール

ディアウォールを使ってパーテーション風の棚を作り、そこにコルクボードを設置しました。今回は作成過程を1から追って説明していきます。

もともとは売ってないから自分で作ってしまおうという考えから、なんとなく書いた図面とも言えない絵からオリジナルの棚をカタチにしたものです。

同じものを作りたい!という方が見てくれたら最高ですし、パーテーション棚でこんな感じのものを作りたいというディアウォールを使ったDIYの参考にもどうぞ。

これまで工夫したことや知識や注意点等上げてきました。過程ごとの細かい注意点は各リンクに記載しています。

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ディアウォールの支柱を立てる

ディアウォール取説 下にチラ見して見えるのはおれの足

ディアウォールの使い方は基本は天井高-40㎜(or45mm)の長さの2×4材を支柱にしていきます。
ディアウォールの使い方 耐荷重や天井の強度、取り付けの注意点
→2×4のカットについて記載しています。

ディアウォール設置時の天井高の測り方 曲げを正確に測るには?
→天井高の測り方について記載しています

私の家の場合は天井高が高く、2×4の方がほんの少し足りなかったのです。
ここでは床からの天井高を正確に測る方法を示しているのですが、正確に測ると2,495㎜。用意した2×4材は8フィート(2440㎜)。2,495-40=2,455㎜となり、15㎜足りないのです。

2×4材8フィートは何となく、「どうせ日本家宅天井は2,400㎜がほとんど。ウチもそうだろう」と思って8フィートのものを事前に買っておいたのです。後で切るんだからざっくりでいいだろう、と思っていたのにまさか足りないとは…。

そこでディアウォールに付属しているスペーサーを足しましたが、まだ頼りなく危険です。そこでベニヤ板をディアウォールの差し込み穴の中に納まるようにしてカットしました。スペーサーに加えて2枚、床パーツの中に仕込んでもまだ深さの余裕はあったので、これでいくことにしました。

上下パーツをつけて天井を押しながら2×4材を立てていきます。引き戸の枠が壁よりはみ出ていたので、微調整しながら壁から少し離して、なおかつ引き戸枠にギリギリ触れない程度の隙間を空けています。

微調整は天井の壁紙が傷つかないように天井側パーツは下に抑えて動かし、床側パーツは持ち上げてを繰り返します。
ディアウォールの取り付け方法、位置を正確に合わせるには?

位置を合わせつつその都度、水平器で垂直に立てられているか確認しながら位置を決めていきます。

これを2本立てていきます。2×4の間隔は購入したコルクボードの幅60㎝を基準に立てました。

ちなみにディアウォールの支えとなる天井下地材の骨組は考えませんでした。ディアウォール公式サイトでも天井の強度には触れてませんし、出来上がりの支柱の見た目のバランスを考えました。

棚板のカットと塗装

棚板のカット・サンダー掛け

棚板ぶつかりそうなところは丸くしてある 油性ステインのウォルナットで塗装
棚板は1×4を使用しました。あまり前に出っ張り過ぎると子供が頭をぶつける恐れがあるので、小物さえ置ければいいんです。1×4の断面サイズは19×89㎜、約9㎝の棚板になります。

上中下、3つの横板でもって支柱に固定します。カットする長さは左は引き戸の邪魔にならない程度、右にはみ出た部分が壁に当たらない程度で80㎝としました。

ウチには電話の台をこれまたDIYで設置していまして、ちょうどコルクボードの下縁に当たる位置に並行して伸びるように棚板の長さを調節しました。横の固定用板3枚と棚板になる部分の1枚をカットしました。

丸ノコでカットし、サンダーを80番、120番の順にかけていきます。またサンダーで表面を整えつつ、カットした板面に丸みを持たせるように削って子供が怪我しないようにします。

ここからは私のあるある失敗なのですが、どの棚板がどの位置に来るか、それをイメージながら削っていかないと失敗します。支柱側に固定する面に丸みを持たせても意味がないですよね。

後で塗装もするのであまり材を汚したくないですが、鉛筆で下はこっち、丸くするのはこっちという風に矢印で目印をつけておくと混乱を防ぐことができます。

木目のきれいなのとか、節の部分を隠そうとか考えているとこの面は使いたいというこだわりが出てきますよ。

棚板の塗装、ステイン塗り

塗装、右から油性オイルステイン、水性ステイン、ニス透明つや消し、ニス透明
棚板にはアクセントとなるウォルナットをステインで塗っていきます。ちなみに支柱の2×4は塗装なし(サンダー掛けのみ)です。

ステインは油性・水性ありますが水性のほうが扱いやすいです。私は油性のステインを使いました。確か店頭のサンプルが油性のほうがきれいに見えたからです。

ステインは木目を生かしつつ木に浸透していくのできれいに見えて人気があります。

手が汚れないように手袋(私は薄いゴム手袋を使っています)をして、ぼろ布に塗料を染み込ませて塗っていきます。ビンの口に布をあてがい、ビンを逆さにすると適量染み込ますことができます。

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最初から1回でドバっと染み込ませないように少しずつ重ね塗りをするように2回に分けます。1回目の塗りから2回目まで約20分乾燥させます。

木口といわれるカットした断面はステインが染み込みやすく、ちょんちょんと軽く当てながら塗るといいです。

私は完全にビスなどで接合して見えなくなる部分には色付けしませんが、多少立体的になっている部分から見える範囲は注意して塗り残しがないように行っていきます。

私はニスを使わずにそのまま棚板として使用しましたが、ニスを塗るのであれば200~300番台のやすりでさらに表面を整えながら「薄く」を意識して2度塗りしていきます。

ニスは完全に乾いた状態からの2度塗りがおすすめです。

これで棚板のパーツの完成です。

色を塗っている途中に腕がビンに当たってしまい、ステインがこぼれてしまいました。作業台がこんな感じで着色されてしまいました。
作業台、ウォルナットのステインこぼして着色された

全面塗ろうかとも思ったのですが、まぁ意味ない作業なので、作業中の粗相の結果の戒めとして、このまま残しておくことにしました。

横板を支柱に取り付ける

ディアウォール、下の棚板を取り付け、壁面との隙間をあける
いよいよ、組み立て作業です。なんとなく真横ふうに棚板を打っていってもいいですが、どうせなら傾いた棚を作るよりまっすぐな状態で打ち込みたいですよね。
目測で1°だけで後々かなりのズレの差になります。

上中下の3つ横板のうち下、中、上の順番で取り付けていきます。

クランプという板材を挟む道具で支柱の2×4と1×4の横板を固定し、水平器で水平を見ながら調節します。

板が割れないように2.0㎜のドリルで下穴を開け、コースレッドで打ち込んでいきます。上下2本で左右入れて4本。これを中板と上板、それぞれ高さを見て位置を固定していきます。

下板は何となくで上縁が30㎝、中板は家の電話台の高さに合わせました。そこからコルクボードの上縁が上板の中間に来るように高さを合わせました。

固定用の板材はできるだけ引き戸の邪魔にならないラインを面を合わせつつ調整したので、なかなか理想の位置に固定できるまで何度も調節を繰り返します。

その都度水平を合わすので、なかなかに地味な作業です。

ちなみに水平器は私は小さいもののほうを多用します。30㎝あるものは重さもあるので左手で板を固定して右手でクランプの作業がなるべく負担のかからないように小さいほうを置いておくと少し楽です。

クランプで位置を決めたら30㎝水平器で確認し、ビス止めしてもう一度確認します。

棚板を取り付ける

コルクボード棚、枠が入るようにずらしてあるコルクボード棚、枠が入るようにずらしてある、拡大
次にコルクボード棚の小物置きになる棚板ですが、このように少し段差をつけてコルクボードの下縁が外れないように高さが5㎜ほど上がるように工夫しました。

小ぶりのL字金具は銀色は色が合わなかったので、急遽黒で塗りました。L字金具と棚板下面を先にビス打ちし、上記のように5㎜上がるように調節して打ち込みます。この時クランプでの固定はできないので水平器を見ながら左手で支えつつ、一気に打ち込みます。

おおよその形が出来上がった時には感無量ですね。ほんと、うれしくなります。

コルクボード棚のフック、学校にありそうなカタチがおしゃれディアウォール、コルクボードを洋折れで引っかけ。L字だと取り外しが楽
最後にフックとコルクボード用のフックを取り付けます。小さいビスでも下穴はあけるほうが無難です。むしろ小さいからこそ変にねじ込むと曲がって不格好になるので、あと少しですが面倒くさがらず下穴をあけます。

コルクボードのフックは洋折れを使いました。取り外すときにL字型だと楽なのです。

最後にコルクボードをつけて完成です。
フックはこちらの紹介のページでも説明しています
ディアウォールでパーテーション風のコルクボード棚を作ってみた

まとめ

ディアウォールを使ったオリジナルのコルクボード棚の製作過程をお見せしました。

写真を撮らずに作ったものなので、製作過程のその都度の写真をお見せできなかったのが残念ですが、だいたいのイメージはつかめたでしょうか。

中板の電話台と接する部分がジャストサイズすぎて取り外そうにも大変そうだったので諦めました。ご了承願います。

製作過程での細かな工夫や注意点で簡潔に書けませんでしたが、モノづくりの参考になれば幸いです。

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