壁にコルクボードを設置したいとき、どのように取り付けるでしょうか?ネジ付きのフックだと穴が開いてしまいますよね。賃貸の住宅だと後々面倒だし、できれば避けたいところです。
こちらでは壁を傷つけずにコルクボードを設置する方法についてどのようなやり方があるか、紹介していきます。
部屋のアレンジはしたい。でも穴を開けたくないから壁にモノも取り付けれずガマンする。そんなやりきれない思いをこちらでズバッと解決しましょう。
小物置きやフック付きの棚を作ってしまおう
壁を傷つけずにコルクボードを設置するには?大きなコルクボードは?
私自身コルクボードの設置に悩んでいたのでお気持ちはよ~くわかります。私はコルクボードをおたより掲示板として使うつもりだったので、より大きいものを選んでそのコルクボードをどこに設置するか悩んでいました。
大きいものだと穴を開けずに設置するのはまず無理です。私が用意したものは900×600㎜。
個人の尺度によりますが、壁の穴を開けずに設置する判断でいうなら、大きい小さいの基準は450×300㎜以上は大きいものとして捉えます。
そこでこんなコルクボードの棚を作りました。
ディアウォールでパーテーション風のコルクボード棚を作ってみた
ディアウォールというDIY用のパーツで支柱を作り、そこから横板を張って上下で固定しています。コルクボードにはマグネットで写真も留めれるものを使っていて機能充実、使いやすいように作っています。
リンク先から作り方や製作過程での工夫など詳しく書いていますので、よければ参考にしてください。
また、私が作ったものは2本柱ですが、1本柱のものでもコルクボードを設置するぐらいの強度は充分あります。天井の高さから45㎜ぶん引いた2×4と呼ばれる木材が一本あれば支柱は作れます。要点さえわかれば簡単にできるので、おすすめです。
柱さえ立ててしまえばコルクボードだけではなく、上の方には時計も掛けれますし、コルクボードの下にフックをつけてカバン掛けとして使うこともできます。
コルクボードの設置だけにとどまらず、ディアウォールだけで相当インテリアの幅が広がりますので、DIYの沼に飛び込んでみるのも楽しいですよ。
壁を傷つけずにコルクボードを設置するには?小さいコルクボードは?
※先ほどの450×300㎜基準でいう、このサイズを使う方は多いと思います。ここではこの450×300㎜サイズも扱う想定でお話していきます。
壁に穴を開けずにコルクボードを置く場合、台の上に置くか、両面テープで壁に貼る、この方法しかありません。
コルクボードは軽いものが多いとはいえ、しっかりしたつくりのものはピンを挿す下地材が段ボール・軟質繊維板・発泡ウレタンに分けられます。
この下地材の違いでそれぞれの重さが変わってきます。大きいコルクボードほど重くて支えきれなくなっていきます。
両面テープって、後々で剥がすときに跡が残らないか気になりますよね。
「はがせる両面テープ」というものは、はがすときにのりが残りにくく、壁に跡が残らないをウリにしているので安心して使用できます。
小物のフックにも使われているタイプもありけっこう強力です。コルクボードも安心して貼ることができます。
画鋲やピンで貼り換えを行う際にはコルクボードを押さえてピンの抜き差しをした方が剥がれる心配がないので、頭の片隅に留めておくといいでしょう。
ホームセンター等に粘着の強度度とに分かれて種類別に売られていますよ。
ただ、このはがせる両面テープはまっさらな平滑面に貼るように、と推奨されています。
凹凸のある壁紙には、クッションタイプのものを使用してできるだけ接地面を増やす、もしくは幅の広いマスキングテープをはみ出ないように壁紙に貼り、その上に両面テープを貼るというやり方があります。
その時は、マスキングテープがはがれないようにしっかりと押さえつけましょう。
番外編 穴をあけたらダメなのか
賃貸の物件に穴を開けたらダメなのかという点について、調べていきますと国交省のガイドラインに記載されています。
内容としては、「入居者が通常の生活している分の損耗は大家さんに対して元通りに返さなくてもいい」、
つまり、「画鋲の穴はいいけど、何か打ち付けたような大きな穴はダメよ」ってことです。
画鋲はピンはOKですが、今回のコルクボードのように固定のためのねじや釘はアウト。私は学生時代にアパートに住んでいたことがあり、カレンダーをつるすための画鋲の穴ぐらいはあったはずなのですが、退去時に「これは何の穴?」という風に聞かれた覚えはありません。
カレンダーは吊るしてよくて、ポスターもよくて、でもコルクボードはダメ、時計を掛ける穴もダメ。どういうこと?ボーダーラインはどこ?って思いますよね。
ここから察するに、要は目立つかどうか、だと思います。入居者の意思または故意にかかわらず、家具の移動時に穴をあけてしまったとかわかりやすい傷・損傷の場合は修理とそれに関する請求を受けることになります。
ここで穴を補修すればいいんだよ、壁の補修材やジョイントコークというシール材で穴を目立たなくさせるというDIY発想が私の頭をよぎるのですが、壁紙には穴以外にもう一つ、注意点があります。
それは日焼けなどによる焼けです。日差しがさし込み壁紙が変色した場合、掛けていたものが目立ちやすくなります。ネジや釘を抜いたところでここに吊るしてあったよ、というのがわかりやすく残るかもしれません。
状況次第ですが、軽微な補修で大家さん次第で気付かないかもしれませんが、壁紙の最終的な補修は壁一面全面取り換えです。単純に直せばいいと思っていたら思わぬ出費になる可能性もあります。
石橋を叩いて渡る、ではありませんが、慎重に行くならやはり賃貸の家ではコルクボード用のねじ穴はあけないほうがいいでしょう。
まとめ
コルクボードを取り付ける際に穴を開けずに設置する方法について、
・ディアウォールの支柱を作って吊るす
・のりの残らない両面テープを使う
このような提案をしてきました。
コルクボードの重量によりますが、簡単に行うなら両面テープ、よりインテリアにもこだわるならDIYで工夫するといったカタチです。
自分なりの工夫をして、住みやすいお部屋を作れるといいですね。
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